商品に同梱されている安全対策を講じて施工して下さい。

コーナーペースト タイプC

コーキングの方法とほぼ同じです。
先端に専用のアタッチメントを取り付けると、幅広く薄く塗布することができます。
また、専用アタッチメントの向きを変えますと、幅を狭く厚みを付けて塗布することもできます。

参考

  1. 壁紙のジョイント箇所を、これ以上開かないようにするには効果的です。床材の熱溶接箇所のジョイント補修、入り隅のすき間補修にも最適です。
  2. ヨーロッパでは壁紙の場合で、水がかかりやすい場所のジョイントに使用しています。コーナーペーストをジョイントに塗布すると若干目立ちますが、表面の湿気にも耐え、ジョイント箇所は保護され、汚れなく清潔になります。
       

コールドシーム タイプA

「白化現象」や床材等が「ふやける」現象などを防ぐための3箇条

  1. ① 施工する部屋は通気・換気して湿気をなくしてください。
  2. ② 施工するジョイント箇所は事前にから拭きして湿気をなくしてください。
  3. ③ 施工するジョイント箇所の両サイドにマスキングテープをして下さい。

施工手順

  1. から拭き

    施工するジョイント箇所を乾いた雑巾やタオル等でから拭きし、湿気と表面の汚れを取り除いてください。

  2. マスキングテープを貼る

    一般的な養生に使用されているマスキングテープを、ジョイント箇所の両サイドへ10~15㎜程度ずつになるように貼ります。

    マスキングテープの貼り方>

    2-1.ジョイント箇所の左右(両サイド)に貼る方法【クッションフロア等の場合】

    すき間が1㎜以下になるように貼ります。

    2-2.ジョイント箇所を中心にして左右均等に貼る方法【硬質ビニルシート等の場合】

    幅広のマスキングテープをジョイント箇所が中心になるよう左右均等に貼り、その後、ジョイント箇所にカッターの刃を入れて、マスキングテープのみをカットします。

    参考

    ひと手間かかりますが、マスキングテープを採用して施工すれば、最高の仕上がりが約束されます。

  3. 液をジョイント箇所に入れる

    先端を上にしてキャップを取り、チュープ先端に付いている針を速やかに溶接箇所のジョイントへ、下地に当たるまで押し込みます。そして、先端の針を指でおさえ、ゆっくりと手前に引きながら液を流し込みます。針の角度は45度程度が適当です。チューブを押さえなくても、液は流れます。

    注意

    先端を下にしてキャップを取りますと、液がこぼれます。
    床材の表面に液がしみ出るのを防ぐため、マスキングテープをジョイント箇所に貼って施工してください。

    参考

    水のように粘りのない柔らかな液のために、狭いすき間に入って床材の切り口を濡らし、濡れた箇所が溶けて接合します。科学的な原理から誕生した液の溶接工法です。

    従いまして、現在の国産シーム液より目立たず、接合面積が床材の厚み分の面積となり、溶接力(接合力)が強力です。

  4. マスキングテープを取る

    数分程で表面の液がなくなりますので、マスキングテープを取ります。不具合箇所がないか確認し、接合出来てない箇所があった場合は、再びマスキングテープを貼り、不具合箇所にのみ液を流し込み補修します。

  5. 溶接箇所の養生

    現場の状況に合わせて、液溶接の施工が完了したら踏まれないように、再度、マスキングテープを貼り、保護します。

    参考
    この方法はシームシーラーや熱溶接では出来ないテクニックです。

※現在の国内の熱による溶接方法・手順と比較してみて下さい。溶接の簡易さと直し方の容易さ、そして溶接後の強度は抜群です。

液の溶接テクニックは全てに優れ、ヨーロッパやアメリカで主流になっています。